サイクリング熱上昇中

おひさしぶりです。

最近は自転車で出かけることが楽しくて少し距離がある場所を設定してのんびりマイペースに走りに行っています。

TREK Bicycle宇都宮

TREK Bicycle宇都宮へボトルゲージの受け取りに行ったときに妻が「このルート良いんじゃない?」と掲示板に貼ってあった古峰神社へのルートを発見。

「60kmくらいの丁度よいライド距離!めっちゃ良いじゃん!!」となってRide With GPSアプリでスキャンしてルートをGET!

無事ボトルゲージの受け取りも完了。

この日はたまたまTREK Bicycle宇都宮のある大谷街道奥で大谷まつりをやっていたので遊びに行ってきました。

大谷まつり

仕事で通ることも多い大谷ですが改めて観光するとめちゃめちゃ新しい街並みお洒落な街並みへと進化していました。

いずれに宇都宮駅西口からLRTも大谷まで通るとかいう話もありますし。7月30日だったか栃木県の会議みたいので2030年までの完成は厳しいとの声が上がって延長濃厚説も出てるみたい。

そんな話はさておき、大谷まつりめちゃめちゃ楽しかったです。お昼の13時くらいに着いたんですけどとにかく日差しが暑い!!

美味しいご飯食べてから少し散策、大谷石のアート作品屋さんに入り冷房に癒されて大谷石で作った花瓶を眺めて「これ欲しい!」と気分を上げる。

花瓶は買うかかなり迷いましたが私のセンスでは家に持ち帰ったら「ただの石になる」と思い断念。

おじいちゃんおばあちゃんの家にあるような石で造られたカエルって、こういう石屋さんに入ったときに旅の想い出とか気分が上がって買うんだろうな。とふと思った瞬間でした。

だいたいの実家にあるよね、石のカエルと木彫りのクマ。

良く涼んだところで大谷の奥へとまた徒歩でトコトコ。

お祭り屋台もたくさん並んで良い雰囲気。

カフェごはんじゃなくて屋台食べ歩きもありだったかなーなんて話しながら暑すぎて大谷資料館まで直行。

大谷資料館

「ひさしぶりに資料館地下で涼もう」となり歩いて向かったのですがすごい数の車、ナンバーを見ると全国から人が集まってきているみたい。お祭りのついでなのか激混みで観光大型バスまで続々と登場。

資料館に長蛇の列が出来てるではありませんか、、、

そんな並んでまで見るようなところだったっけ?なんて妻と笑いながら列を眺め、入場諦め(笑)

というか、見つけちゃったんです穴場スポット。

大谷の地下には自然光が差すように洞窟に穴がいくつも空いているのですがその穴の外側を発見したんです。

その穴の前に立ったらヒューヒューっとまさにとてつもなく冷たい風が中から吹いてきて最高なの!

これぞまさに「穴場スポット」!!

「もう地下入らずここで良くない?」「全然良いね!」「あれあそこに並んでいるのうちの保育園の子ども家族だー」なんて

その場で妻と二人でしばらく立って話していると列に並んでいた人も徐々に「あそこ涼しくない?!」と徐々に気づきだしていつの間にか休憩スポットへと変身。

人だかりが出来てきたところで大谷まつり本陣へと戻ることに。

少し太陽が傾いてきて直射日光が岩肌に隠れるようになってきた頃、高台からお祭りの音楽が流れて、イベントが始まりました。

よさこい初めて生で見て感動。

もの凄い大きな旗を振り上げその前で大勢がよさこいを踊る姿は圧巻で見ていて気持ち良いものでした。

調べたら「勢や」という鹿沼のよさこいチームだったみたいで、毎週二回宇都宮でも小学校の体育館を借りて練習しているみたい。

あまりの迫力に「自分もやってみたい!」と思ったのですが、時間と場所的に難しそうなので断念。

大谷まつりに満足したところで車を停めていたベルテラシェ大谷まで戻り最後に日光ぷりん亭のぷりんソフトで糖分を摂取して帰宅しました。

古峰ヶ原神社までの道のり

TREKで見つけたルートを基に後日古峰ヶ原までチャリで行ってきました。

この日は35度を超える猛暑日。

燃えるような暑さの中、軽快に自転車をこぎだすと爽快な風が吹き、北に進むにつれて側道には木が生い茂り木陰を走っている瞬間は涼しさも感じられる。

これまで最長のライド距離は環状線一周の37kmだった自分にはとてつもなく長い旅。

丁度片道でそれぐらいの距離にあたる。

途中こんな道に出会い、直射日光とあまりの先の見えなさに絶望を感じつつチャキチャキとペダルを漕ぎまくる。

古峰ヶ原神社まで目前というところまできて、これまで見たことない傾斜に足がすくむ。

最後の難関、心臓破りの坂現る(笑)

その坂の麓まで着き少し休みながら森の方をに目をやるとポツンと一軒、丸太で作られたアウトドアな家発見。

おじいさんが外でストレッチをしながらこちらを見ている。

目が合い不思議な感覚に包まれて、いざ坂へ突入。

立ち漕ぎなら登れるかと一生懸命進もうと努力したものの角度エグすぎて転倒しそうに。

ギアを最小まで軽くして何度か漕ぐものの足の疲労は限界突破。

足がなんども痙攣しそうになり、漕いでも漕いでもギアが軽いものでひとつも進んでいる感覚がない。

「もう無理だ。」

そう諦めて少しだけ登れた坂をスーッと下りながら先ほどのおじいさんの顔を思い出す。

「あー、あの目は今まで何度も猛者サイクリストを坂の麓で見てきた彼のひそかな応援の表情だったのかもしれないな。」

「もっと修行してまた来よう。」

そんな風に考えて帰ることを決意。

やっとこさ目的地付近まできてもう既に満身創痍。

これから帰ると考えた時の同じ距離を走る自分の姿を想像しさらに絶望(笑)

でも以外にも帰りは楽ちんでした。

帰りの方が下りも多く、何より来た道を戻る。

この先がどんな道で、どれくらいで着くのかが頭にある感覚が気持ちを楽にしてくれた気がします。

帰り道も36km程ペダルを回し、帰路でやっと気づいたんです。

途中何度か違和感は感じていました。

もしかしたら既に上りの段階でなっていたのかもしれません。

「パンク」です。

もう気づいたころには家まであと10km付近、そのまま気にせず走り切りました。

というかパンクするなんて考えもしていなかったので何も持ってきていないためどちらにしても走り切るしかない。

気付くのが遅くて逆に良かった。気持ち的にパンクしているのを分かっていたら辛かったかも。

カーブを曲がるたびにやけにスリップする感覚があったからもしかしたら登りでパンクしていなかったら古峰ヶ原の坂ももう少しギアを落とさず、体力も温存出来て登りきれたのかなーなんて思いつつ帰宅!!

速攻お風呂に入り、浴槽でふくらはぎマッサージ。いつもより睡眠も多めに。

おかげで翌日ほぼ筋肉痛にならず普通に仕事が出来ました。

回復大事。

気が大きくなり茨城、那珂湊へ

あれから一週間。

古峰ヶ原までの約80kmライドを完了して、「意外と俺まだ動けるやん。まだまだ若いぞ俺。」

という謎の自信に満ち溢れてきて、「次は海を見に行きたい。」と思い立ち即決行。

前日の夜にパンク修理も完了しクリートの調整など様々な準備を行い早めに就寝。

朝五時に起床しヨーグルトとコーヒー(最近ハマっている組み合わせ)を摂取していざライド開始。

もうこの季節は朝4時くらいから明るくて早朝の外は最高に気持ち良いんです。

Ride with GPSで今までのサイクリストたちが宇都宮から那珂湊まで向かった形跡を確認しつつルートを決めました。

最高気温は36度だか37度だか忘れましたが、まだ太陽が低い位置にある6時台から最高の熱波が私をジリジリと焼き始める。

いろんなルートがある中で何を思ったか私は一番辛いであろう山の中をひたすらアップダウンを繰り返すルートを選択。

ギアを軽くしてチャキチャキ、キコキコ。

頂点まで来るとビューーーーンと颯爽と坂を下る。

これを何度も繰り返し、かなりペダルを回してモビリティリゾート茂木付近まで着くと、森の向こうからなにやら走ってくる小さな生き物。

「たぬきかな?」

汗だらけでよく先が見えない中、よーく目を凝らしてみるともふもふのプードルではありませんか。

しかもなぜかお祭りの浴衣風の服を着たトイプードル。

「え?飼い主は?」「こんな山の中でなぜ一匹で走っているんだ?」「絶対モビリティリゾート茂木のお客さんのペットだよな?」「パニックになってこんなところまで来てしまったんか?」

なんて考えて助けてあげようとしたのですが、すごい剣幕で吠えられてその勢いのまま私をは反対方向へ走り去っていってしまいました。

飼い主もトイプードルも可哀そうにと考えつつ何があってもリードは離すべきではないなと。

ちょっとそのままにするのも心が痛かったのですが、もう走り抜けていってしまったし私には那珂湊の海を見て魚を食べるという使命があるんだと心を鬼にして再出発。

途中何度も自動販売機で水とスポーツドリンクを購入し、茶畑の中を走ったり太陽を遮る大きな木々に囲まれながらチャキチャキ。

あ、ちなみになんにも無い中で出会う自動販売機は神様に出会う感覚ですよ。

もう砂漠の中のオアシス的な感覚で謎に最高の幸せに包まれます(笑)

とにかく長閑な道のりなのですが意外にも大型トラックが良く走る。

山道って普段は車でしか通らないから初めて分かったのですが、側道がとにかく走りにくい。

コンクリートはひび割れ、両端の木々からの落ち葉と枝が散乱、夏だからか異様に蔦が伸びていて歩道なんてあって無いようなもの。

そんな中、ひたすら漕ぐこと4時間。

何度も心が折れそうになり、何度も「もう帰りたい。」と「今から帰るにしても来たの同じ距離走るしかないんだよな。」なんて弱気になったりして。

ついに那珂湊に到着。

「よくやった、よくやったよ俺。」

もう疲れすぎていて、記念にどこで写真を撮ろうかなんて考えるのも難しく釣りが出来るスポットで写真をパシャリ。

そのまま直射日光を避けることもできず、地面に30分ほど横になり休憩。

暑すぎるけど、満身創痍で動けないんです(笑)

記憶がないのでたぶん30分そのまま寝たんだと思います。

このままだと熱中症で死ぬぞという夢(リアルに)を見てふっと目が覚めて結構回復。

本当に何も考えられないくらいだったんですが起きたら少しだけ体が楽に。

港の中の回転寿司に入り、おひるごはん。

一皿目に大トロを食べたのですが、これがもう最高。

そこまですごいお寿司屋さんでもない超高級ってわけでもない寿司屋さんでしたが、

水分と塩分が抜けてへとへとの私の体に大トロの脂と醤油の塩分、シャリの糖質が突き刺さる。

「とろけるってこういう感覚を言うんだな。」

「今まで食べたどんな高い寿司より最高にうまい。高い寿司食べたことないけど(笑)」

一人で心の中で突っ込みながら踊り狂うような美味さを堪能。

10皿ほど食して店を後にもう一度海を眺める。

地魚って書いてあったのは2皿くらいだったからほとんどはこの海で獲れたわけじゃないんかなーなんて考えながら。

ぎゅうぎゅうに縛っていた靴ひもを解き、裸足になって血流を整える。

いやー、最高の気分だ。

そこからまた30分くらい休憩して体力ほぼ回復。

「よし!気合い入れて帰るか!」

「お腹も満たされたし、ここからまた一気に加速だー!」

とただひたすら自宅を目指してチャリを漕ぐ。

今回は途中まで別のルートで帰ることに。

平坦でかなり整備された道のりを走る気持ちよさよ。

軽快にぐんぐんスピードも上がり脚が疲れない感覚。

ランニングハイ的な気分の高鳴りを感じつつグイグイ進む。

那珂湊まで来たときは疲労困憊でこの後この足で帰ることなんて想像もできなかったし、なんなら「どこかに自転車置いて電車で帰りたい」「タクシーに自転車載せて宇都宮まで帰ってくれないかな」なんて考えていました。

でも少し休息を取って美味しいもの食べたら「もうあと300kmはイケる。」なんてアホみたいな感覚に変わってあっという間に栃木まで戻ってきました。

帰り道にこの看板を見たときにあの安堵感よ。

「最高に心が落ち着くぜー!」ってもう変なテンションになりつつ、ひたすらこぎこぎ。

帰りも四時間くらいで自宅まで着きました。

なんだか行きよりも3倍くらい楽だった。

やっぱ気持ちの面が大きいのかな?

そんなこんなで自宅について速攻風呂。

また太ももふくらはぎマッサージして早めに寝ましたとさ。

回復大事!!(二回目)

つぎはどこ行こうかな?

長くなってしまいまたが、これが私の7月でした。

あ、妻と那珂川水遊園に行った話と宇都宮のイベントで友人が好きなGOLDベンツのSHOさんが来てた話もしたかったな。

まあ、また今度でノシ

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